2015年度イタリア・オペラ留学助成対象者の発表


さわかみオペラ芸術振興一般財団法人(以下「当財団」)は、東京・京都の2会場において、イタリア留学助成対象者選抜オーディションを開催し、両会場併せて31名のご参加をいただきました。

審査員による厳正な歌唱審査、および当財団による面接選考の結果、本年度の留学助成対象者を以下の通り決定いたしました。

イタリア留学助成対象者

月額30万円
1年間(12か月)
岸 七美子(きし なみこ)
武井 基治(たけい もとはる)
原 璃菜子(はら りなこ)
松藤 夢路(まつふじ ゆめじ) 以上4名
月額30万円
半年間(6か月)
加藤 史幸(かとう ふみゆき)
神戸 薫子(かんべ かおるこ)
竹之内 淳子(たけのうち じゅんこ)
寺田 宗永(てらだ むねなが) 以上4名

審査員(参考):
Maestro 吉田裕史(ボローニャ歌劇場フィルハーモニー芸術監督)
Mr. Enrico Copede(Opera House Management Ltd.)
Mr. Gabriele Marchesini(演出家)
Mr. Paolo Petrocelli(ローマ歌劇場 理事)<東京会場のみ>
Mr. Antonio Tasca(トリエステ歌劇場 公演監督)<京都会場のみ>

当財団の留学助成制度について

今回の留学助成は、当財団の芸術監督であるマエストロ吉田の「もっと世界の舞台を志す日本人オペラ歌手が出てきて欲しい」という想いと、当財団の「有望な 若手オペラ歌手に素晴らしい教育環境を提供したい」という思いが結実して実現したものです。オーディション参加者の中から、将来有望な方を選抜し、当財団の助成にて最長1年間、イタリアで研鑽を積んでいただくための助成を行います。合格者に対しては、イタリアより招聘する審査員の協力を得て、ボローニャ、ローマ、トリエステの歌劇場におけるリハーサルの見学など、世界のレベルを間近で感じるための「実地体験」も支援いたします。

当財団の留学助成対象者選抜オーディションは、毎年3月頃に開催する予定です。なお、当財団の助成制度のご利用は1名につき1度には限られません。したがって、過去の合格者であっても、再度オーディションに参加することができます。当財団では、優れた日本人歌手の長期的な育成を主眼とし、応募者のさらなる成長が見込まれる限り、その支援を惜しまず、継続的なサポートを行ってまいります。

なお、今回同時開催を行った「2015日伊オペラ国際共同制作『道化師』出演者選抜オーディション<ソリスト・合唱メンバー>」の選考結果については、本年5月頃の発表を予定しております。

当財団は日本にオペラ文化を広げる活動の一環として、イタリア・オペラ留学助成をはじめ、日本人歌手や音楽家の育成支援を行ってまいります。

今後とも皆さまのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

以上

さわかみオペラ芸術振興一般財団法人