さわかみオペラ芸術振興財団、『公益財団』の認定を受けることができました!


さわかみオペラ芸術振興財団が公益財団の認定を受けました。
もともと、さわかみオペラ財団は日本にオペラ文化を広げよう、日本人のオペラ歌手やオペラ芸術家を世界のトップ歌劇場で活躍してもらうべく養成しよう、を目的として設立されたものです。はじめから公益性を強く意識した財団です。
ここに晴れて公益財団の認定を受け、いよいよ財団活動のピッチを上げて参りたいと考えます。やるべきことは次の通りです。

  1. 世界にはびこる興行主義からは一線を画し、芸術性の高みをトコトン追求したオペラ公演を主催すること。
    ビジネスとしての儲けを考えたら、とてもやれないような高い水準のオペラ公演を、格安の価格で日本各地の人々に提供する。
    それが公益財団としての第1事業と考えます。
  2. オペラ歌手はじめオペラ芸術家を公開オーディションで選抜し、イタリアでもトップクラスの歌劇場に送り込んで、世界レベルの競争下で修業させること。
    世界中から次々と集まってくる才能たちと歌劇場内で朝から晩まで切磋琢磨して、そこからのし上がることで世界が認める実力者となっていきます。
    その間、本人の努力や運も欠かせませんが、さわかみオペラ財団の養成活動も大きな役割を果たします。一部では国を挙げての支援で役をもらったりするケースもある中、日本人の歌手などオペラ芸術家には真の実力で勝負してもらいます。
  3. さわかみオペラ財団が主催するジャパン・オペラ・フェスティヴァルでは、世界最高水準のオペラを全国各地で公演することで、日本中の人々に本物のオペラを堪能してもらうこと。
    日本には本格的な歌劇場がすくないので、ジャパン・オペラ・フェスティヴァルは敢えてコストのかかる野外オペラを全国各地で展開します。
    一般的な興業第一主義では絶対に真似のできない挑戦です。逆をいうと、日本各地の歴史遺産や文化建造物を借景とした野外オペラは、日本の良さを世界に紹介することになります。
  4. これら公益性の強いオペラ活動を、出来るだけ多くの賛助会員でもって支えてもらうこと。
    賛助会員費は税控除対象となりますが、ただ税金が戻ってきて嬉しいだけではございません。国がやるべき文化事業の一部を、さわかみオペラ財団が国に代って実行していきます。
    それを賛助会員として応援するのは、皆さんにも積極的に参加いただいて、一緒にオペラ文化を醸成かつ広げていくことに他なりません。
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どうですか、一人でも多くの皆さん、公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団と一緒に、すばらしいオペラ文化をつくってまいりませんか。
世界にはびこる興行主義を、はるかに超えたオペラ文化を日本に築き上げませんか。

2016年8月1日
さわかみオペラ芸術振興財団
理事長 澤上 篤人