チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 作品36 第4楽章
ー今週のテーマは、チョン・ミョンフンとドヴォルザーク。
ー最後は、ドヴォルザークから離れて、華々しく、チャイコフスキーの4番のラスト!!
第4楽章 Finale: Allegro con fuoco ヘ長調、自由なロンド形式。
チャイコフスキーがフォン・メック夫人に宛てた書簡では、「この世は暗黒だけではなく、この楽章で示されているように多くの素朴な人間の喜びがある。
たとえ我々は馴染めずとも、その喜びの存在を認め、悲しみを克服するために生き続けることができる」としている。
この「苦悩から喜びの勝利へ」「暗から明へ」という交響曲のパターンは、ベートーヴェンの交響曲第5番以降、19世紀交響曲の一種の定石となったストーリーだ。
演奏は、チョン・ミョンフン指揮ソウル・フィル。思い切りのいい爽快な演奏。