PHILOSOPHY
私たちは圧倒的なスピードと展開力で
日本各地にオペラ文化を広めています
日本各地での公演はもちろんのこと、歴史的建造物や地域性を活かした魅力ある企画をすることで、独自のオペラ公演を生み出しています。
これからもオペラを通じて、日本の多くの方々に感動を届けていきます。
人々が文化や芸術を
もっと身近なものとし
心の贅沢を楽しむ世の中に
なっていくことで
日本の社会・経済を元気にしたい
日本にオペラを広げる事業
私たちは日本中にオペラを広げるために、オペラ公演の開催だけではなく将来の一流人材の育成なども行っています。
私たちは日本のオペラ文化を広げるために5つの事業を行っています。


代表メッセージ

理事長
澤上 篤人
PROFILE
1971年から74年までスイス・キャピタル・インターナショナルにてアナリスト兼ファンドアドバイザーとして活躍。その後、80年から96年までピクテ・ジャパン代表を務める。96年にさわかみ投資顧問(現 さわかみ投信)を設立し、99年には「さわかみファンド」を設定した。これまで「さわかみファンド」1本のみの運用で純資産は約3400億円、顧客数は11.7万人を超え、日本における長期運用のパイオニアとして熱い支持を集めている。また昨今は「カッコ好いお金の使い方」のモデルとなるべく財団活動にも積極的に取り組んでいる。現在は、株式会社さわかみホールディングス代表取締役、一般財団法人さわかみ財団代表理事、公益財団法人お金をまわそう基金代表理事を務めている。
まさか、オペラを手がけることになるなんて。
こんなにもオペラ事業にのめり込むことになるとは。
もともとクラシック音楽は好きだが、オペラには縁がなかったその男が、最近はオペラ文化を広める活動に、どんどんのめり込んでいっているのです。オペラのどこに魅せられたのですかって?
どうやら、「オペラが好きで好きで、オペラに生きている」といった人たちの、生きざまに魅せられたようです。
オペラといえば本場イタリアですが、イタリアのオペラ関係者との縁が急速に太く広くなっています。それがまた、すごく楽しいのです。なにしろ、彼らのオペラを愛する純粋さは、職人そのものです。ひたすら、良いものを手作りしていこうとする姿には崇高ささえ感じさせられます。
そういった「オペラの職人」たちとの接点が増すにつれ、ますますオペラに対するのめり込みが強くなります。それは歌手や演奏家たちだけではありません。指揮者、演出家、舞台監督、照明、衣裳といったオペラ関係者のいずれも、オペラが好きでたまらないのです。生活の糧を稼いでいくとかの次元を超えて、「たとえ食えなくても、オペラとともに生きていく」といった生きざまに、強く魅かれます。
そうはいうものの、芸術で生きていくというのは厳しい世界です。いつでも、プロとしてのレベルというか実力が問われます。彼ら彼女らは技術的なレベルや芸術性の高さのみならず、人間性の豊かさや魅力といったものを磨き続けなければなりません。そういった厳しさなど無縁といった顔でして、日々をオペラとともに生きている。やはり本当にオペラが好きなんでしょうね。それでこそ、世界の舞台に立てるのです。
なにが、そうも彼ら彼女らをオペラに駆り立てるのでしょう?
オペラも音楽も、その時その場かぎりのものです。後には、影も形も残らない。ただ感動だけが観客の心に残る。そこに人生のすべてを賭けているわけです。そう、瞬間芸術というか空間芸術に生きていると言えましょう。そんな「オペラの職人」にとって、舞台はまさに命の発露です。彼ら彼女らからしますと、その日その晩コンサート会場にお越しの皆様が、期待で盛り上がってもらえればもらうほど、ますます気合が入ります。そこに、すごい一期一会が生まれます。
さわかみオペラ財団が本物のオペラを追求する狙いも、その一点です。オペラが好きで好きでたまらないオペラ職人たちと、観客の皆様とが鳥肌の立つような感動で一体となった最高の一期一会をつくっていく。
これまた楽しからんやです。
PROFILE
さわかみホールディングス株式会社代表取締役、一般財団法人さわかみ財団代表理事、公益財団法人お金をまわそう代表理事。
1971年から74年までスイス・キャピタル・インターナショナルにてアナリスト兼ファンドアドバイザーとして活躍。その後、80年から96年までピクテ・ジャパン代表を務める。96年にさわかみ投資顧問(現 さわかみ投信)を設立し、99年には「さわかみファンド」を設定した。これまで「さわかみファンド」1本のみの運用で純資産は約3400億円、顧客数は11.7万人を超え、日本における長期運用のパイオニアとして熱い支持を集めている。また昨今は「カッコ好いお金の使い方」のモデルとなるべく財団活動にも積極的に取り組んでいる。
芸術監督メッセージ

芸術監督
吉田 裕史
PROFILE
文化庁派遣芸術家在外研究員として渡欧、バイエルン国立歌劇場などで研鑽を積む。ローマ歌劇場カラカラ野外劇場で「道化師」を指揮し、イタリア・オペラデビューを飾る。2010年、マントヴァ歌劇場音楽監督に就任、イタリア初の日本人音楽監督となる。日本人として初めてプッチーニ・フェスティヴァルに招かれ作品を指揮。近年では、二条城(’14)、姫路城・京都国立博物館(’15)、奈良平城宮大極殿(’16)、名古屋城(’18、’19)にて国際的水準の野外オペラを成功に導く。2014年よりボローニャフィルハーモニー管弦楽団芸術監督を務め、2020年より首席指揮者を兼務。
現在は、モデナ・パヴァロッティ歌劇場フィルハーモニー音楽監督。公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団芸術監督。
人類が長い時間をかけて生み出した最高の芸術であり究極のエンターテインメント、それがオペラです。
オペラは、パフォーミングアーツと呼ばれるソリスト、ドラマトゥルギーを生み出すオーケストラ、コーラス、バレエ、舞台美術、衣裳、装置、照明、音響などの優れた点だけを集めた舞台芸術であり、さらにここへ文学、哲学、歴史、伝統、文化、宗教といった背景があることで、どこまでも追求することができる程に奥深く、何より美しく楽しい芸術だと私は思っています。
この最高に魅力的な芸術の頂点であるオペラを、私が芸術監督を務めるさわかみオペラ芸術振興財団は実際にプロデュースをしています。中でもジャパン・オペラ・フェスティヴァル(野外オペラ)は日本の文化遺産でオペラを上演するという他に類を見ない、ゼロから作り上げるオペラとして、近年では、世界5大オペラフェスティヴァルの1つになるほどに勢いをつけています。
私がイタリアで20年程活動していて思うことは「コンテンツが外国頼みだと、いつまでたっても本物はできないのだ」ということです。日本人が最大限の魅力を引き出し、表現力できるのは、日本語のオペラだと確信しています。そこで必要となるのが、人材です。コンテンツが出来上がっても、声で表現できる人材がいなければ、オペラは成り立ちません。オペラは何より歌手の存在が重要で、世界で活躍できる美しい声を私たちは求めています。そして、オペラを引き立たせるオーケストラの存在もまた重要で、日本語のオペラの制作実現に向け、オペラに特化したオーケストラの設立を目指しています。
日本の音楽家たちへのメッセージとして、与えられた才能に過信することなく、常にお客様へ「人生最高の感動体験の日」を届けられるような演奏をしてほしいと心から願っています。
PROFILE
東京音楽大学指揮科、同研究科修了。ウィーン国立音楽大学マスターコース終了。文化庁派遣芸術家在外研究員として渡欧し、バイエルン歌劇場などにて研鑽を積む。 2007年ローマ歌劇場カラカラ野外劇場公演にて「道化師」を指揮し、イタリアでのオペラデビューを飾る。その後、イタリア各地の歌劇場やプッチーニフェスティヴァルなどでの客演を重ね、 2010年、マントヴァにてイタリアの歌劇場では日本人初の音楽監督に就任。2015年ボローニャ歌劇場首席客演指揮者に就任。近年では二条城での「蝶々夫人」を皮切りに、姫路と京都国立博物館における「道化師」、 平城宮大極殿での「トゥーランドット」(ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2016)、熊本城での「椿姫」(同2017)、名古屋城天守閣前における「トスカ」(同2018)、「蝶々夫人」(同2019)など、国際的水準の野外オペラ公演を成功に導いた。 2010年、2018年に続き、2019年にはプッチーニ作品の殿堂であるプッチーニフェスティヴァルに招かれ「トスカ」を指揮し大成功を収める。2014年よりボローニャフィルハーモニー管弦楽団芸術監督を務め、2020年より首席指揮者を兼務。 現在はモデナ・パヴァロッティ歌劇場フィルハーモニー音楽監督。公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団芸術監督。