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募集期間:2024年3月22日(金)~4月8日(月)

2024.03.22

その他

さわかみオペラアカデミー|2024年度生募集

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さわかみオペラアカデミーとは

世界で活躍する歌手の育成を目的とします。
イタリアで経験を積んだ歌手から音楽的技術はもちろん、舞台に立つために必要とされる要素を学び、海外で即戦力となる歌手を育成します。第一に、自然的かつ自由な発声を習得し、指揮者や演出家の要求に応えるためのスキルやイタリア語の正しい発音も同時に身につけていきます。すべてのカリキュラム終了後にはイタリアで研修を行います。

さわかみオペラアカデミーは、イタリア留学助成金奨学生の選抜も兼ねています。強い志を持つ有望な歌手にはイタリアで挑戦する機会を与えます。

募集要項

募集パートおよび人数

ソプラノ、メゾソプラノまたはアルト、テノール、バリトンまたはバス

各声種別ごと5名/計20名

応募資格

  • 年齢制限なし
    ※未成年の場合、保護者の承諾書が必要です。
  • 音楽大学在学、卒業またはそれに準じる専門性を有する者
  • 指定する研修日に参加できること

試験について

  • 一次審査:書類審査
    応募フォームより必要事項を入力し、書類をアップロード
  • 二次審査:実技・歌唱審査(自由曲)
    任意のアリア(自由曲)を歌唱/2曲提出
    ※歌唱楽曲は当日審査員が指定
  • 三次審査:面接

※二次審査と三次審査は同日に行います。

審査員

審査員長:澤上篤人(当財団理事長)
武井基治(さわかみオペラアカデミー歌唱指導者、当財団音楽主幹)
山田純(当財団統括責任者)

審査実施日

2024年4月13日(土)
会場:さわかみオペラ芸術振興財団オフィス
東京都千代田区一番町29番地2

実技 歌唱審査での注意事項

・審査はステージの出入り、自己紹介、歌唱を含め行います。
・審査員の指示により、歌唱途中での中断、追加曲を求める場合があります。
・暗譜の必要はありません。
・伴奏ピアニストは各自の負担で同伴するものとしますが、希望者は当財団が用意するピアニストの伴奏でも受験することができます(有料3,000円)。その際、テンポなどの打ち合わせは歌唱直前に口頭のみで行われるものとします。
・服装は自由ですが、更衣室の用意はありません。
・審査中、時間の都合で曲の一部を審査員の指示により省略する場合があります。

受験料と伴奏料

受験料:2,000円
伴奏料:3,000円
※伴奏料は当財団に伴奏者を依頼する場合に発生します。

さわかみオペラアカデミー概要

研修日程・会場

前期:4月~7月/中期:8月~11月/後期:12月~3月
※後期(2~3月頃)にイタリア研修を行う予定です。

各期ごと6回、合計18回の研修を行います。
【午後の部:14時~17時】【夜間の部:18時~21時】があり定員は、各部ごと10名とします。

前期日程

4月26日(金)、5月17日(金)、6月14日(金)、6月24日(月)、7月3日(水)、7月18日(木)

中期日程

9月6日(金)、9月20日(金)、10月7日(月)、10月24日(木)、11月6日(水)、11月15日(金)

※後期日程については入講後、決定次第お伝えいたします。
※補講や振替等の実施はございません。必ず決められた研修日程にご参加ください。ただし、事務局、講師、研修会場の制約、その他の都合により既定の曜日、または予め周知した日程で実施できない場合には、代替日を設けます。
※研修内容により、有観客での模擬公演、マスタークラス等を行う可能性があります。

研修会場

すみだトリフォニーホール 練習室
東京都墨田区錦糸1丁目2-3

カリキュラム

オペラ作品のアンサンブルを中心とした歌唱指導

・正しくお腹に繋げる呼吸方法(どのように呼吸するかによって出る声は決まる)
・劇場の隅々まで響き、全ての音域で均整のとれた発声(持ち声を育てることが大切。無理に作られた声は劇場では全く聞こえない)
・指揮者が求める音楽表現をすぐに再現できる歌唱法(強い癖、硬さがあると自由に強弱、テンポを変えることができない)
・グローバルな舞台演技(日本人特有の身体動作をなくす)
・歌唱中のイタリア語の正しい発音
・自分のレパートリーの選定とその曲目の指導

イタリア人講師によるイタリア語学

・オペラ歌手に特化したイタリア語の習得(劇場やエージェントとのやり取り、劇場内でよく使われる用語等)
・オペラ作品をイタリア語で学ぶ(本年度の課題「愛の妙薬」、現代イタリア語に変換し理解を深める)
・ディクション・日常イタリア語会話(全12回のレッスンプログラム)

イタリア研修

希望者は年度の終わりに1か月程度のイタリア研修を行う。(実費は個人負担)
※ボローニャ、ミラノなど複数の都市で行う予定

賞の授与

成績優秀者には下記の賞が与えられます。
※若干名、該当者なしの場合もございます。

成績優秀賞

研修の最後に行うイタリア研修にかかる費用全額または一部費用の補助

留学助成賞

アカデミー修了後の翌年度にイタリア留学をする助成者を選出
※留学助成金の費用は、成績に応じ決定する

受講料

各期:4万円(年間12万円)
※各期ごと進級審査を実施します。不合格の方は、その期で受講を終了し、翌期の受講料の支払いは不要です。
※イタリア語教材費、及び楽譜代など必要に応じて別途費用が生じます。

講師

歌唱指導

武井基治(公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団音楽主幹) 

イタリア語学とディクション指導

フルヴィオ・サヴォーネ(Fulvio Savone)

稽古ピアニスト

松島千波(公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団) 

※その他、研修内容に合わせ特別講師を予定しています

〈歌唱指導者から受験者へのメッセージ〉

私がイタリアに渡ったのは37歳の時です。 イタリアに着いた翌日には仕事が始まり、マレーナ・レべカ、サイオワ・エルナンデスと共にトリエステ歌劇場にてノルマ(フラヴィオ役)に出演をしました。今まで全くイタリアと縁の無かった私が、いきなりセリエAの歌劇場で素晴らしい歌手達との共演。良い刺激を受けると共に、レベルの違いを痛感させられました。本場の高いレベルの中でどうやって仕事をしていくのか、主役を掴み取るにはどれほど時間がかかるのだろうかと舞台袖で考えたのを今でも覚えています。
準備不足でイタリアに行ってしまったので、キャストに選ばれてもいつ降板させられるのかという怖さ、イタリア人の前でイタリア語の歌を歌うことの難しさを嫌というほど味わいました。自分に足りないものを補うため、稽古のみならず公演期間中も週5日レッスンに通い続けました。その甲斐あって、翌シーズンには主役を歌うことができましたが、いつも綱渡りの状況でした。 私は日本で何を準備しておけば良かったのかがわかっていなかったのです。
しかし、今はわかります。イタリアに渡ってすぐに即戦力として舞台に立てる歌手をこのアカデミーでは育てたいと思っています。 イタリアでは、日本人は同胞を愛さないとよく言われました。今まではそうだったかもしれません。私はさわかみオペラ芸術振興財団からチャンスを頂き、イタリアでもたくさんの人に助けてもらいました。私が経験したことを次の世代に繋げ、イタリアの舞台で歌う日本人歌手が増えたなら、こんなに嬉しいことはありません。 大きな志を持った歌手の参加を楽しみに待っております。(歌唱指導:武井基治より)

応募方法

所定の申込フォームからお申込ください。
申込と同時に、所定の口座へ受験料及び伴奏料の納付をお願いいたします。
当財団へ伴奏者を依頼する場合は、所定の方法にて楽譜の提出をお願いいたします。
※下記の期日までに入金が確認できない場合は、一次審査不合格となります。
※応募の際に使用する写真は、三か月以内に撮影したものを使用すること。

申込期限

2024年4月8日(月)17時まで※日本時間
※申込期限を過ぎますと応募フォームにログインできなくなりますのでご注意ください。

受験料納付期限

2024年4月9日(火)15時まで※日本時間

受験料の納付

受験料及び伴奏料を下記口座へお振込み下さい。

銀行名:みずほ銀行
支店名:銀座支店
預金種別:普通預金
口座番号:2938874
口座名義:ザイ)サワカミ オペラゲイジュツシンコウザイダン

◆振込時、振込み名義人(受験者氏名)の前に「002」を追加入力してください。

楽譜の送付

当財団が手配するピアニストに伴奏を依頼する場合、応募時に任意のアリア(自由曲)の楽譜をデータにてご提出ください。
また、審査当日は伴奏者使用楽譜をご持参ください。
製本された状態、受験者の氏名、楽曲の情報の記載が必須です。
演奏曲を短縮する場合は、ピアニストが分かりやすいよう配慮した楽譜をご用意ください。

その他

備考

  • 二次審査(実技・歌唱審査)は一般観覧席を設けた公開オーディションとなります。
  • 試験にかかる経費(宿泊費・交通費・食費等)は各自ご負担ください。
  • お申込みの際は、必ず所定の応募フォームにてお申込みください。それ以外のものは受付いたしません。
  • 個別の審査内容の問い合わせは受付いたしません。また、その結果に対しても一切の異議を申し立てることはできません。
  • 審査は歌唱力のみならず、オペラ歌手としての素養、資質、表現力等を含め、総合的に判断いたします。
  • 試験中は記録、広報活動の為に撮影、録画を致します。

個人情報の取り扱いについて

  • 提出された個人情報は、選考審査の実施に必要な範囲に限り使用させていただくとともに、法令の定めるところに従い適正な取扱いを行います。
  • 当財団は、実技審査を含めた当日の模様の録音・録画等を行うことがあります。当該録音・録画に含まれる肖像・音声等については、当財団の活動記録及び広報・プロモーションの目的で使用します。
  • 申込者は、当財団が肖像・音声を無償で使用することを承諾した上で、本選考に申込いただきます。

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