日伊オペラ国際共同制作2015 ボローニャ歌劇場フィルハーモニー ーオペラ・ガラ・コンサートー

ボローニャ歌劇場フィルハーモニー
オペラ・ガラ・コンサート

東京オペラシティ コンサートホール

2015年9月22日(水)

開演18:00

第1部
  • レオンカヴァルド作曲
    歌劇「道化師」より
    ハイライト
    1幕を中心にアリアを披露
第2部
イタリア・オペラ
名曲集
  • 「ウイリアム・テル」序曲
  • 歌劇「セヴィリアの理髪師」より
    『私は街のなんでも屋』
  • 歌劇「椿姫」より
    二重唱『ヴァレリー嬢ですか?~』
  • 歌劇「ラ・ボエーム」より
    『馬車にだって~』
  • 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
    間奏曲
  • 歌劇「トゥーランドット」より
    『誰も寝てはならぬ』

日伊オペラ国際共同制作「道化師」公演は、私どもがさわかみオペラ芸術振興一般財団法人様と共に創り上げている、壮大な志をもった特別な事業の一環であります。マエストロ吉田のご発案により、各団体や各都市、日本国政府やイタリア大使館・領事館など各国の機関が協力した結果、この企画が現実いたしました。

これはまた、ユネスコから音楽の都市として認定されている街ボローニャの、「ボローニャ歌劇場フィルハーモニー」が、昨年は二条城、今年は姫路城というように、同じくユネスコから認定されているこれら文化遺産の地と協力しながら、国際舞台においてはたしてきた努力の結果であります。

そしてこのように感謝の意は、これまで250年の間ボローニャ歌劇場において、オペラや荘厳なシンフォニーコンサートの数々を作りあげてきた90人のオーケストラ構成員と関連するプロフェッショナル達を抜きに語る事はできません。彼らの真摯な努力やプロとしての高い意識があってこそ、私たちは今日、イタリアの偉大なる作曲家ルッジェーロ・レオンカヴァッロの、見事なオペラの舞台の場に立ち会い、感動することができるのです。

京都・姫路での野外オペラ公演に続き、今回の東京公演でもプログラムの中心となる「道化師」は、力強く活気に満ち、簡潔な台本をもとに強烈な音楽表現をつかって作られ、そこにはワーグナーの影響が色濃く出ています。これらはイタリアのヴェリズモ(現実主義)にみられる典型的な特徴であり、それがある故に、豊かで永遠性のあるメロディーを生み出し、とりわけ明快で直情的なこの音楽に、生命を吹き込んでいるのです。

「道化師」は、日本の文化にもその価値を受け入れてもらえるオペラである、と私は確認しております。なぜならその価値の根底にあるものは、理念の対比であると同時に交流でもあり、これは私どもの歌劇場や、ひいては私たち民族が共有するものの基盤を成しているからであります。そしてこのことにより、観客は舞台と一体になり、現代の日本で素晴らしい場所にくつろぎ座りながらも、19世紀の南イタリアの世界へと入り込み、想いを馳せ、想像を膨らませることができるのです。

ボローニャ歌劇場フィルハーモニー
理事長
ジョルジョ・ザニョーニ

公演ギャラリー

アーティスト紹介

吉田裕史

指揮:吉田裕史

ボローニャ歌劇場首席客演指揮者、ボローニャ歌劇場フィルハーモニー芸術監督。東京音楽大学指揮科および同研究科修了後、ウィーン国立音楽大学マスターコースにてディプロマを取得。1999年に文化庁派遣芸術家在外研究員として渡欧し、バイエルン(ミュンヘン)、マンハイム、マルメの各劇場にて研鑽を積む。2007年ローマ歌劇場カラカラ野外劇場にて「道化師」を指揮し、イタリアにてオペラデビューを飾る。その後、トリエステ、パレルモ、ノヴェーラ、ベルガモ、ルッカ、キエーティ、サッサリ、メッシーナ、カイロ、リガなどの各歌劇場で客演を重ね、「トスカ」「ラ・ボエーム」「つばめ」「椿姫」「アイーダ」「リゴレット」「ドン・カルロ」などのイタリアオペラを指揮。10年には、マントヴァ歌劇場にてイタリアの歌劇場における日本人初となる音楽監督に就任。近年では、“響の都”オペラフェスティバルにてボローニャ歌劇場フィルハーモニーを率い、清水寺で「ドン・キホーテ」(13年)、二条城では「蝶々夫人」(14年)の野外オペラを成功に導いた。14年にボローニャ歌劇場フィルハーモニーの芸術監督に就任、15年には同歌劇場首席客演指揮者に就任している。

filarmonica

ボローニャ歌劇場フィルハーモニー

イタリアでおよそ250年の歴史を誇るボローニャ歌劇場。その常設オーケストラとして1956年に結成されたのがボローニャ歌劇場管弦楽団。音楽監督はリッカルド・シャイーやダニエレ・ガッティ、客演指揮者にはセルジュ・チェリビダッケやクラウディオ・アバドえおはじめとした一流の指揮者を迎えて成長を続ける、イタリアを代表するオーケストラのひとつ。そのオーケストラの主要メンバーで2008に結成されたのがボローニャ歌劇場フィルハーモニーである。ピアニストで指揮者のミハイル・プレトニョフやチェリストの巨匠ミッシャ・マエスキーらと共演するなど国内外にて精力的に活動している

パオロマンチーニ

コンサートマスター:パオロ・マンチーニ

Emanuele Benfenati

コンサートマスター:エマニュエレ・ベンフェナティ

kuraishi makoto

アルトゥーム役(テノール)
倉石 真

東京藝術大学声楽科卒業、同大学院オペラ科修了。高橋啓三に師事。芸大定期「コシ・ファン・トゥッテ」(フェランド)でデビュー。イタリア・ボローニャに留学。ボローニャ国立マルティーニ音楽院に学び、また高名な声楽教師パリデ・ヴェントゥーリのもとで発声を学ぶ。モンテプルチアーノ音楽祭(伊)、日生劇場、藤沢市民オペラ、横浜シティオペラ、新国立劇場、東京室内歌劇場、ギルバート&サリヴァン音楽祭(英)、ジェノヴァ歌劇場(伊)「トゥーランドット」(皇帝アルトゥム)、東京・春・音楽祭、他に出演。

マウリーツィオ

ピン役(バリトン)
マウリーツィオ・レオーニ

愛知県出身。国立音学大学卒業、同大学大学院修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。第78回日本音楽コンクール第3位。二期会ニューウェーブ・オペラ『ポッペアの戴冠』セネカで絶賛を博した後、『ジュリアス・シーザー』や『ドン・ジョヴァンニ』『ラ・ボエーム』『仮面舞踏会』『ナクソス島のアリアドネ』でも好評を博す。さらに東京二期会『エフゲニー・オネーギン』グレーミン公爵でも非常に高い評価を得た。新国立劇場では『カルメン』スニガ、『サロメ』兵士Ⅱ、『アイーダ』エジプト国王、『軍人たち』(日本初演)フォン・シュパンハイム伯爵など立て続けに出演。

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