
第2回 日本語オペラ「MITSUKO」制作コンペティション
【作曲部門】
coming soon..
応募される方は、募集要項及びコンペティション概要をよく読み、ご理解いただいたうえでご応募ください。
*募集受付は終了しました
日本語オペラ制作コンペティション「MITSUKO」(第1回 2019年)
作曲家の皆さんへ
今回、多数の応募ありがとうございました。力作も多く、こちらも真剣に聴かせていただきました。その結果、残念ながら、今回はすべて不合格となりました。その理由は、どのアリアも鳥肌が立つような感動には至らなかったからです。
さわかみオペラ財団としては、最高の日本語オペラ「MISTUKO」に向けて、第2回の募集に入ります。作曲家が創作イメージを高められるよう、台本制作もやり直します。
すなわち、
1. 物語り調でかつ長すぎた前回の反省を踏まえて、新しい台本はオペラとしての3幕を戯曲的なものにし、韻を踏んだ詩文調にまとめてもらう。
2. 目指すはイタリアオペラ、なかんずくプッチーニやヴェルディで、皆さん作曲家が美しい音楽メロディーを醸し出せるよう詩的な台本にしてもらう。
今年の6月半ば頃をめどに、新しい台本をベースにした作曲募集に入る予定です。われこそはと思う作曲家の皆さん、すばらしい音楽をつくってください。
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団理事長
「MITSUKO」プロジェクト実行委員会委員長
澤上 篤人
TEST
作曲選考(第1次選考)結果発表
選考結果:第1次選考通過者(合格者)なし
残念ながら今回の選考において第1次選考通過者はおりませんでした。
今後、第2回目の日本語オペラ「MITSUKO」制作コンペティションを開催し、改めて台本作家および作曲家を募集いたします。(詳細は後日発表)
ぜひ次回もご応募いただければ幸いです。
◆作品応募状況
53作品(このうち日本人作曲家は32名)
15カ国から作品の応募がありました。
◆審査会
1次選考第1段階・・・・11月1日(金)~11月22日(金)楽譜および音源審査(1回目)
1次選考第2段階・・・・11月26日(火)楽譜および音源審査(2回目)*第1段階通過者のみ
1次選考第3段階・・・・12月18日(水)、20日(金)試演審査 *ピアノと歌手による試演 *第2段階通過者のみ
◆審査員
審査委員長 吉田裕史(ボローニャフィルハーモニー管弦楽団芸術監督、公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団芸術監督)
澤上 篤人(公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団理事長、「MITSUKO」プロジェクト実行委員会委員長)
伊藤宏一(公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団理事、大学教授、哲学者)
Giorgio Zagnoni(ボローニャフィルハーモニー管弦楽団総裁)
Marzio Giossi(オペラ歌手、声楽指導者)
◆総評
今回の作曲選考で残念ながら、これはという作品には出会えませんでした。この「MITSUKO」プロジェクトに応募いただいたみなさんには大いに感謝いたします。
100年後も200年後も世界の人々に愛唱されるような名曲を世に送り出すためにも、本プロジェクトの公募で中途半端な妥協は許されません。最高の作品を求めて、直ちに第2回目の公募に入ります。
前回の反省点として、作曲しやすいよう台本も戯曲的なものに書き直してもらいます。プロットにもあまりこだわらず、柔軟な創造力でオペラらしい台本にしてもらえればと考えます。
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団理事長
「MITSUKO」プロジェクト実行委員会委員長
澤上 篤人
募集作品(作曲選考)
所定の「MITSUKO」台本をもとにした日本語オペラ
台本選考通過作品(4作品)の中から台本を1作品選び、2曲作曲・提出する。
- 台本は指定台本(台本選考通過作品)の中から選択
- 作曲する2曲のうち1曲はアリアとし、もう一1曲は(アリア、デュエット、アンサンブルなど)自由に作曲
※場面は自由に選択可
※台本作家との協業はありません
提出物:①フルスコア及び②音源
応募資格/参加料金
- 国籍、性別、年齢、学歴を問いません
- 参加料無料
エントリー/作品提出<締切>
【エントリー締切】
2019年10月8日(火)17時00分まで
【作品提出期限】
2019年10月31日(木)必着
賞金
- 本作曲選考を通過した優秀な作品(最大5作品)を「作曲選考通過作品」として表彰し、各作曲家に賞金20万円を贈呈します。(著作権譲渡料を含む)
- 最終選考にて最優秀作として選ばれた作曲家に賞金1,000万円を贈呈します。(著作権譲渡料を含む)
※選考の結果、優秀な作品および最優秀作品に該当する作品が選考されない場合があります。尚、その場合は賞金の贈呈はありません。
※全て税込
下記を必ずご確認ください。
世界中で愛されるオペラが誕生する背景には、天才的な作曲家と素晴らしい台本作家の出会いがあります。もしシカネーダーがモーツァルトに作曲を依頼しなかったら。もしヴェルディがピアーヴェとの知己を得なかったなら。もしプッチーニがイッリカとジャコーザという最高のパートナーに出会わなかったら。もしかすると、悠久の時を超え、今もなお世界中で演奏されている数々の傑作オペラはこの世に存在していなかったかもしれません。
日本では特に戦後に多くの日本語のオペラが生み出されました。しかし、イタリアやドイツのように何百年ものオペラの伝統や歴史がある国々と比べると、必要不可欠とされるスキルやノウハウを備えたオペラ作曲家や台本作家は、残念ながらほとんどいないというのが現状です。
作曲家と台本作家が協力し合い、切磋琢磨して一つのオペラ作品をつくり上げるということ。今回、私たちはこの伝統的な作曲プロセス(共同作業)に着目しました。
≪第一次選考で求められていること≫
日本語の歌詞に素晴らしいメロディーラインを乗せることができるかどうか。そのオペラを聞いた帰りに思わず口ずさんでしまう、そんな魅惑的な歌を作ることができるか。人の心に届く最高に美しい音楽を生み出し、それに乗せた日本語を美しく響かせることができるか。
日本語の母音は「あ・い・う・え・お」の五つの母音から成るにもかかわらず、イントネーションやテンポの緩急、音色の変化や息遣いなどによって様々なドラマトゥルギーを表出することができます。
*この時点で台本作家との共同作業はありません。
≪第二次選考で求められていること≫
これまで数百年に渡って、多くの作曲家たちが共同作業を行ってきたように、作曲家が台本作家に自らの芸術的インスピレーションを伝達しながら、いかに世界中の人々に愛され、歴史に残り続ける記念碑的なオペラをつくることができるか。
100年前は手紙で意見交換をすることが主流でした。しかし現代ではメールで即座に連絡を取り合うことができます。インターネット環境とパソコンやスマートフォンがあれば、たとえ相手が地球の裏側にいるとしても即座にメールを送り回答を得ることができます。こういった現代のツールを有効に活用して下さい。
作曲家は、作品全体を貫くコンセプト、バックグラウンド、フィロソフィーなどをもとに、一言一句にこだわり、強烈な芸術的触発と天賦の才を持って台本作家に楽曲のイメージや構想をぶつけてください。台本作家は作曲家のイメージやこだわりを全身全霊で受け止め、全面的に作曲家に協力し、時には意見を戦わせ、芸術の極みに挑んでください。ヴェルディ、プッチーニ、リヒャルト・シュトラウスらの天才的作曲家が、音楽にこだわるが故に台本作家に対して多くの忍耐と犠牲を要求したことは、歴史上の事実としてよく知られるところです。
この日本語オペラ制作コンペティションにおいては、作曲家が台本作家に対して妥協なき芸術的リクエストを求める事が肝要です。むしろ私たちは、そのような真摯さとこだわりを奨励します。台本作家自身も作曲家に全面的に協力するよう要請されています。可能な限り台本をより良いものに磨き上げ、世界中の歌劇場で常時上演され続ける日本語オペラの傑作を創りあげてください。
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
日本語オペラ「MITSUKO」プロジェクト実行委員会
エントリーフォームより必要事項を入力の上、ご応募下さい。
*事前エントリーは10月8日(火)午後5時で締め切りました。
作曲部門スケジュール
- STEP1
- STEP2
[作品提出]
*募集要項(PDF)をよくお読みになったうえでご応募ください。
作曲した2曲のスコア及び音源を提出する。
作品提出期限:2019年10月31日(木)必着
※データ到着は、17時00までとします。
【作品送付先】
〒102-0082
東京都千代田区一番町29番地2
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
日本語オペラ「MITSUKO」プロジェクト実行委員会 宛
※「日本語オペラ 作品在中」と記載
- STEP3
[作曲選考]
【結果発表】2019年11月を予定
応募作品の中から、優秀作品を最大5作品を選びます。
作曲選考を通過した作曲家に賞金が贈呈され、その後、台本作家と全曲作曲作業に移っていただきます。
※日本語オペラコンペティションを「本コンペ」、公益財団法人さわかみペラ芸術振興財団を「当財団」といたします。
注意事項
- 台本の執筆が複数の著作による共同制作の場合は「台本執筆に関わった関係者全員に募集要項の同意確認」を行った上、ご応募下さい。
- 20歳未満の方は、本募集要項に対し保護者の同意を得た上でご応募下さい。また、契約締結時に保護者の著名が必要です。
- 作品は、1人1作品のみ応募できます。複数人による共同制作の場合も1グループにつき1作品のみ応募できます。
- 募集期間終了後に応募された場合は、選考の対象となりません。
- 他者の権利を侵害しないようにご注意下さい。
- 応募台本は、応募者自身が作成し、応募者自身が権利を有しているものに限ります。なお、以下に該当する作品は審査対象外といたします。
・本募集要項を遵守していないもの
・募集テーマから逸脱してると判断されたもの
・第三者が創作した著作物を複製、翻案、改変等して創作されたもの
・知的財産権、名誉、信用、肖像、プライバシー等の第三者の権利を侵害するもの、侵害のおそれのあるもの
・公序良俗に反するもの
・第三者に当該台本の権利を譲渡、利用承諾、管理委託又は信託しているもの
・その他、当財団が不適切と判断したもの - 当財団は、本コンペへの応募に際していただいた個人情報は本募集の目的以外には利用いたしません。
- 最終的に最優秀作品として選ばれ、上演されたあとも無期限に指揮者や演出家などからの要望により作品を改定することがあります。
免責事項
- 応募者は、自己の責任と負担において本コンペに参加するものとします。
- 本コンペは、事前に何ら通告なく休止または中止する場合があります。
- 当財団は本コンペに参加したこと、または参加できないことによって引き起された損害について、直接または間接的な損害を問わず一切責任を負わないものとします。
- 本コンペに参加したこと、また参加ができないことにより発生した、応募者とその他の第三者との間で生じるいかなる紛争についても、当財団は免責されるものとします。
- 当財団は、本募集要項を予告なく改訂、追加、変更することができるものとします。
準拠法と裁判管轄
- 本コンペおよび本募集要項に関する事項には日本法が適用されます。
- また、本コンペおよび本募集要項に関する当財団と応募者との間の紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
日本語オペラ「MITSUKO」プロジェクト実行委員会