【みんなの寄付】増村里美さん|2023年度冬期(助成型)
2023.12.28
助成者概要
企画名
「泣いてもOK!0さいからのクラシックコンサート」の開催
ご寄付くださった方へメッセージ
この度は助成をいただきましたこと、感謝申し上げます。2023年11月に「泣いてもOK!0さいからのピアノコンサート」を開催した際、小さなお子様が過ごせるように座布団席をつくり、楽屋を授乳室として開放、お湯やお水を準備し、コンサートを聴きながら授乳することも可能としましたところ、キャンセル待ちが出るほどのお申込をいただきました。その時のアンケートでは、多くの方が、「クラシック音楽を聴く」ためではなく、「子連れ入場可だから」「子どもに音楽を聴かせたいから」という理由でご来場いただいていました。子育て支援が必要と言われる社会で、とくに0歳児の赤ちゃんが過ごせる居場所は多くはありません。命をかかえる日々はとても重く、慣れないことばかりの毎日を過ごす親にとって、子連れでも安心して過ごせるコンサートは、特別なご褒美ではなく、水や食事のように「必要な」機会だと感じています。この企画を大事に存続させていくために、助成金を大切に活用させていただきます。
増村里美(ピアニスト)
奈良県出身。NHK奈良児童合唱団(旧奈良放送児童合唱団)に9年間在団。奈良教育大学大学院音楽教育専攻修了。幼稚園、小学校、中・高等学校(音楽)の教員免許を取得。在学中に渡仏、フランス・リヨン地方音楽院ピアノ科最高課程を修了。同時にピアノ伴奏科第2課程を審査員満場一致のtrès bienで修了。スイス・ジュネーヴ州立高等音楽院マスター課程ピアノ伴奏科修了。フランス・リヨン第3大学オーケストラとモーツァルトのピアノコンチェルト20番を共演。Wolfgang Rihm氏のゲーテの詩による歌曲(抜粋)を作曲家本人から指導を受け、ローザンヌ、ジュネーヴ各地のコンサートで演奏、ラジオで放送される。ジュネーヴ・ヴィクトリア・ホールにてスイス・ロマンド管弦楽団のコンサートに参加、ストラヴィンスキーの火の鳥(1910年度版)チェレスタを担当する。Helmut Deutsch氏のドイツリートのマスタークラスを受講。フランス・トゥールにてプーランクアカデミーのフランス歌曲マスタークラスを受講し、François Le Roux、Jeff Cohen、Nicolas Kruger、Christian Ivaldi各氏等のレッスンを受ける。京都フランス音楽アカデミーでは、Emanuel Strosserエマニュエル・シュトロッセ氏のクラスを受講。その後も個人レッスンを受ける。これまでにピアノを藤田恵子、奥田尚子、前田則子、Philippe Solerの各氏に師事。ピアノ伴奏を、Letitia Bougnol、Jean-Jacques Balet、Gui-Michel Caillatの各氏に師事。また副科として、声楽をDavide Autieri氏、パイプオルガンをAlessio Corti氏、スコアリーディングをCéline Latour Monnier、Vincent Thévenaz各氏に習う。コンセルヴァトワール・ポピュレール(スイス・ジュネーヴの私立音楽学校)に伴奏ピアニストとして勤務。NHK奈良児童合唱団、St.Luc合唱団(リヨン)、Coro resonara(奈良)、上海コールプラタナスで伴奏を務めた。