ボローニャフィルの首席たちによる”超贅沢”な弦楽アンサンブル
公演概要
主催
ジャパン・オペラ・フェスティヴァル実行委員会
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
後援
イタリア大使館
イタリア文化会館
千代田区
千代田区教育委員会
出演
解説:吉田裕史
第1ヴァイオリン:パオロ・マンチーニ(Paolo Mancini)
第2ヴァイオリン:ダヴィデ・ドンディ(Davide Dondi)
ヴィオラ:ダニエル・フォルメンテッリ(Daniel Formentelli)
チェロ:エヴァ・ツァン(Eva Zahn)
コントラバス:ファビオ・クァランタ(Fabio Quaranta)
チケットについて
前売チケット価格
全席自由|税込
- 一般:3,000円
販売期間
OperaAmici会員先行販売
2018年3月14日(水)13時~3月15日(木)17時
一般販売
2018年3月16日(金)13時~
チケット取り扱い
さわかみオペラ芸術振興財団(直営販売)
- WEBで購入(24時間対応)
さわかみWEBサービス - 電話で購入
03-6380-9862 (平日:10時~17時)
その他
※公演内容・出演者は変更となる場合がございます。
※予約、販売後の変更・キャンセルはお受けできません。
※未就学児の入場はお控えください。
プロフィール
吉田裕史[解説]
東京音楽大学指揮科および同研究科修了後、ウィーン国立音楽大学マスターコースにてディプロマを取得。1999年に文化庁派遣芸術家在外研究員として渡欧し、バイエルン(ミュンヘン)、マンハイム、マルメの各劇場にて研鑽を積む。2007年ローマ歌劇場カラカラ野外劇場にて「道化師」を指揮し、イタリアにてオペラデビューを飾る。その後トリエステ、パレルモ、ノヴァーラ、ベルガモ、ルッカ、キエーティ、サッサリ、メッシーナ、カイロ、リガなどの各歌劇場で客演を重ね、「トスカ」「ラ・ボエーム」「つばめ」「椿姫」「アイーダ」「リゴレット」「ドン・カルロ」などのイタリアオペラを指揮。2010年には、マントヴァにてイタリアの歌劇場では日本人初となる音楽監督に就任近年では響の都オペラの祭典にて、二条城「蝶々夫人」(2014年)を成功させ、日伊共同制作による姫路城・京都国立博物館「道化師」(2015年)、「ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2016」では奈良平城宮大極殿にて「トゥーランドット」と、いずれも野外オペラを成功に導いた。2014年に現ボローニャフィルハーモニー管弦楽団の芸術監督に就任。東邦音楽大学特任准教授。公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団芸術監督。
パオロ・マンチーニ(Paolo Mancini)[第1ヴァイオリン]
フェッラーラ生まれ。7 歳から故郷フェッラーラでヴァイオリンの勉強を始め、数年後フィレンツェに移りジョルジョ・バッリーニ氏に師事し、フィレンツェ音楽院ルイージ・ケルビーニにて最高得点で学位を取得。その後、フランコ・グッリ氏、クリスティアーノ・ロッシ氏、アブラハム・スターン氏に師事しさらに研鑽を積んだ。F. グッリ氏と P.N. マーシィ氏のもとでヴァイオリンデュオとピアノアンサンブルを学び、イーモラの"Incontri col Maestro" 音楽学校にて室内楽を学ぶ。スィニョーラ・ディ・フィレンツェ宮殿にてパガニーニ「協奏曲1 番」を演奏しソリストとしてデビュー。数々のコンクールやオーディションにて優秀な成績を修める。イタリアだけでなくドイツ、スイス、日本、スペイン、フランス、中国、メキシコなどでソリストや室内楽の奏者として多数のコンサートに出演する。現代音楽の分野でも活躍し、著名な作曲家の初演作の演奏やアデス、アダムス、ヘンツェ、リゲティ、ヴァッキなどの特に重要な作品の演奏も行った。現在では、ボローニャ歌劇場管弦楽団、ボローニャフィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター、ソリストを務めプレートル、ガッティ、ムーティ、シャイーをはじめ数々の著名な指揮者やソリストと共演する。また、ミラノのスカラ座管弦楽団としても演奏し、さらにヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭ではコンサートマスターを務める。コンクールの審査員や音楽協会、ボローニャやフェッラーラの音楽院でのマスタークラスの客員としても活躍。
ダヴィデ・ドンディ(Davide Dondi)[第2ヴァイオリン]
ボローニャ音楽院で勉強し、キジャーナ国際音楽アカデミーにてさらに研鑽を積む。ミラノ、ジェノバ、ボローニャなど、様々な一流オーケストラコンクールで入賞。ボローニャ市立歌劇場、ボローニャフィルハーモニー管弦楽団にて首席奏者を務める。ウィーンフィルハーモニーやヴェネツィアフェニーチェ劇場との共演は首席奏者として演奏。リッカルド・ムーティ、クリスティアン・ティーレマンなど世界的指揮者やパヴァロッティなどの著名な歌手やソリストとも共演。また、ペーザロ国際コンクールでは一位に入賞するという経歴を持つ。オーケストラの他に、ソリストや室内楽にも力を注ぎ、フランス、イギリス、ドイツ、ロシア、日本など様々な国で演奏。2014 年より、国内外で脚光を浴びるベンティヴォーリオのジョヴァニーレオーケストラの責任者を務める。
ダニエル・フォルメンテッリ(Daniel Formentelli)[ヴィオラ]
1981 年生まれ。ヴェローナの音楽院でE・レンツィ氏に師事し最高得点で学位を取得。キジャーナ音楽学校にてY. バシュメッド氏、ポルトグルアーロの音楽学校にてV. メンデルスゾーン氏、ロマニーニ音楽学校にてL. ラニエーリ氏の各氏に師事し研鑽を積む。ピエトラ・リグレ国際コンクールにて第1 位、ヴィットーリオ・ヴェネトのコンクールにて第1 位を受賞。2001 年以降、ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場管弦楽団、リヨン国立オペラ管弦楽団など
に所属し、2016 年よりボローニャ歌劇場管弦楽団の首席奏者を務めている。ソリストとしフェニーチェ歌劇場にてミシェル・タバシュニクの指揮にてバルトークのコンチェルトを演奏。近年では、頻繁にリヨン音楽院、ヴェネトの若手オーケストラやスピリンベルゴオーケストラなど、レベルの高い講習会に客員教授として招かれ、オーケストラの指導も行っている。
エヴァ・ツァン(Eva Zahn)[チェロ]
2008 年よりボローニャ歌劇場管弦楽団の首席チェロ奏者を務める。リン・ハレル、イヴァーン・モニゲッティ、クリストフ・ヘンケルの各氏に師事。バーゼル音楽学校を最高得点で卒業。Jugend musiziert コンクールで第1 位となり、Fulbright Commission の奨学金を得る。ソリストとしては、ボローニャ歌劇場管弦楽団、il FontanaMIX アンサンブルと共演し、ボッケリーニ、ショスタコーヴィチなどの作品を演奏。 室内楽では、マキシム・ヴェンゲーロフやレオニダス・カヴァコスと共に、ヨーロッパをはじめ、日本、南アメリカなどで活動を広げる。現代音楽の作曲家や「 イエス・キリスト最後の七つの言葉」で知られるソフィア・グバイドゥーリナらと共に多数のコンサートで新作を披露。イタリアのオペラフェスティヴァル、宮崎音楽祭などに客演として招かれ、マーラー室内管弦楽団、チューリッヒ歌劇場オーケストラと共演。
ファビオ・クァランタ(Fabio Quaranta)[コントラバス]
ローマのサンタ・チェチーリア音楽院でマッシモ・ジョルジョ氏のもと、コントラバスを学び最高得点でディプロマを取得する。2000 年と2001 年にカターニアのベッリーニ劇場とパレルモ・マッシモ劇場でオーディションに通過し、2001 年にパレルモ・マッシモ劇場のコントラバス首席奏者に就任し、2013 年まで務める。サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団、ルガーナのスイス・イタリアーナ管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、ボローニャ歌劇場管弦楽団など、有数の音楽団体と共演を果たす。また、ソリスティ・ディ・パルマ、フィアーティ・ディ・パルマ、アンサンブル・アルキなどの著名なイタリアの室内楽の楽団とも共演。2013 年6 月よりボローニャ歌劇場管弦楽団及び、ボローニャフィルハーモニー管弦楽団のコントラバス首席奏者として務めている。