さわかみオペラ芸術振興財団10周年記念パーティー
2024.08.03
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団は、2024年8月8日に財団設立10周年を迎えました。これもひとえに、長くご支援いただいた皆様のおかげでございます。本当にありがとうございます。
【写真上段左から:牧ほのか、草川研二、雨川笑子、丸山真一郎、大木雅人、向江平八郎、田中大地、依田泰幸、火ノ川慎平/中段左から:野間愛、中川郁文、山川真奈、松中哲平、品田広希、篠宮久徳、中村祐哉/下段左から:原璃菜子、岡村実和子、相樂和子、岸七美子、澤上篤人、市川宥一郎、後田翔平、武井基治】
私共は一足早く8月3日(土)に当財団オフィスにて「さわかみオペラ芸術振興財団10周年記念パーティー」を開催しました。
ご来場のみなさまは、オペラ・アミーチ会員様ならびに関係者のみなさまをはじめ、今までご縁のあったオペラ歌手や演奏家23名、総勢200名程が集まる大変豪華な会となりました。
オープニングは金管のファンファーレに始まり、『アイーダ』〈凱旋行進曲〉、『こうもり』〈シャンパンの歌〉でひと盛り上がりです。歌手も主役級の人々が集まり、自分の得意とするオペラのアリアを歌い、奏者も様々な楽曲を披露してくれました。それぞれの曲間には、司会を務めた当財団の音楽主幹武井よりさわかみオペラ芸術振興財団の歴史を振り返りました。
まず檀上に上がっていただいたのは、徳島、喜多方、南魚沼、弘前にて地域合唱団の中心となっている方々に各地の活動について紹介していただきました。
【写真左から:鈴木氏(喜多方酒蔵オペラ実行委員会副実行員長、酒蔵オペラ合唱団団長)、菊池氏(青森オペラ芸術振興実行委員会実行委員長)、神保氏(南魚沼オペラ実行委員会実行委員長)、泊氏(さわかみオペラin徳島実行委員会副委員長)】
続いて、当財団が10年前から行っている留学助成にてイタリア留学した人々の思い出話や活動について語ってもらいました。10年前はイタリア語もたどたどしかった皆さんが徐々に成長し、イタリアの舞台に立てた喜びとそこからの苦労や努力のお話しは大変興味深かったです。そして、今まさに勉強中であり、これからイタリアに飛びたつかもしれないオペラアカデミーの生徒たちにも抱負を語ってもらいました。
統括責任者の山田から、当財団で最も大きなイベントである野外オペラ公演『ジャパン・オペラ・フェスティヴァル』を振り返り、それらにまつわる歌と演奏を行いました。野外オペラ『道化師』姫路城公演から始まり昨年開催した『トロヴァトーレ』法隆寺公演まで、それぞれが走馬灯のように思い出されます。
パーティーの最後は、『椿姫』〈乾杯の歌〉を歌手、各地から参加してくれた合唱団の皆さんとともにフィナーレを迎えました。
暑い日ではありましたが、会場はそれ以上に熱気にあふれ、音楽とともにさわかみオペラ芸術振興財団の10年を振り返る思い出深い1日となりました。
そして私たちは次の10年に向けて走り出しています。ぜひ共にあゆみ、新たな10年を支えていただければ幸いです。