さわかみオペラジャーナル OPERAJOURNAL

「山本航司サキソフォーン コンサート in 山梨」

このコンサートは、私の完全帰国に際し、パリで学んだ音楽を地元山梨で披露したいという思いから企画しました。19年間育てていただいた山梨への恩返しとして、音楽を通じて感謝を届けたいと考えています。
フランスでの学びを経て、サキソフォン作品には近現代だけでなく、過去の偉大な作曲家たちとのつながりがあると気づかされました。コンサートでは、オリジナルの現代作品からロマン派の編曲作品まで、幅広いレパートリーを演奏いたします。
本公演を通じて、お聴きくださる皆さまに「この音、面白いな」「綺麗だな」と、音楽を知覚する喜びを感じていただけたら幸いです。

山本航司
山梨県甲府市出身。8歳よりサクソフォンを始める。 2023年に東京藝術大学を首席で卒業。卒業時にアカンサス音楽賞、安宅賞を受賞。 
高校生より、第16回日本ジュニア管打楽器コンクール金賞(第1位)受賞、第17回ジュニアサクソフォンコンクール第2位、など多くのコンクールで入賞し、大学入学後も第6回秋吉台音楽コンクールサキソフォン部門において3位受賞、第37回日本管打楽器コンクールサキソフォン部門第2位、第10回アンドラ国際サキソフォンコンクール4位入賞など多くの実績を積む。 東京藝術大学在学中には成績優秀者に与えられるモーニングコンサートのソリストに選出され、藝大フィルハーモニー管弦楽団と共演する。 またこれまでWorld Saxophone Congress Zagreb(2018)、 Univercité Européenne de saxophone Gap (2018)などに参加し、ヤングプラハ音楽祭(2019)ではソリストとして招待され演奏。現在までに瀬木財団、山梨メセナ協会、タラッツィ財団、から助成を受けており、2023年9月より、ロームミュージックファンデーション奨学生に選出。 サクソフォンを飯室志津香、加藤里志、平野公崇、大城正司、大石将紀、林田祐和、須川展也、Christophe Bois、Claude Delangle の各氏に師事。 
東京藝術大学音楽学部を経て、パリ国立高等音楽院第１課程、第２課程を修了。現在同音楽院即興演奏科にて研鑽を積んでいる。