【みんなの寄付】吉野良祐さん|2025年度春期(助成型)
2025.02.27
助成者概要
企画名
「新作日本語オペラ《船はついに安らぎぬ》世界初演」
ご寄付くださった方へメッセージ
この度は、わたくしたちオペラ・カンパニーNovanta Quattroの新作オペラ《船はついに安らぎぬ》に、「みんなの寄付」の助成を賜りまして誠にありがとうございます。オペラという舞台芸術が、これからの時代の日本や世界を豊かにしてゆくためには、古典の価値を尊重しながらも、不断に新しい挑戦を続けなければならないと考えています。今回の新作オペラは、脚本や作曲、指揮、演出、ドラマトゥルク、そして出演者や舞台スタッフのほとんどが30歳前後の若手で構成され、2年近い時間を費やして実現に漕ぎつけたものです。このチャレンジをより実りあるものとすべく、頂きました寄付を大切に使わせていただきます。
吉野良祐
現代的・多角的な視座からオペラの演出に取り組む気鋭の演出家。これまで、中村敬一氏、舘亜里沙氏、塙翔平氏らの演出助手を務める。演出作に《フィガロの結婚》《魔笛》《愛の妙薬》《椿姫》《リゴレット》《ラ・ボエーム》《ジャンニ・スキッキ》《修道女アンジェリカ》など。新国立劇場の主催公演にスタッフとして参加するほか、アントネッロの《ラ・カリスト》、東京芸術劇場《アトランティス・コード》、びわ湖ホール《ばらの騎士》など日本各地の第一線のプロダクションで演出助手などを務める。また、建築史研究者でもあり、劇場建築や舞台美術を研究(片岡安賞など受賞)するほか、ピアニストとしてコレペティトゥア・伴奏法を学ぶ(河原忠之氏に師事)など、総合芸術としてのオペラを分野横断的に実践する。