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野外オペラ法隆寺公演、会場視察のご報告

2022.11.15

公演を覗く

11月10日、ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2023 法隆寺公演 野外オペラ『トロヴァトーレ 《吟遊詩人》-炎の復讐劇-』開催に向けてイタリアから来日した演出家、照明デザイナーが現地の視察を行いました。
野外オペラ公演では、どこにステージを置くのか、観客席をどう配置するか、照明をどのような角度から当てていくのかは全くの自由な発想です。
そして、法隆寺大講堂という素晴らしい建物をどのように舞台に取り込み、金堂、五重塔に囲まれた空間全体をどのような雰囲気に演出するのかが演出家、照明デザイナーの腕の見せ所とも言えましょう。

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視察した指揮者の吉田裕史、演出家フランチェスコ・ベッロット、そして照明デザイナー ジャン・ポール・カッラドーリはそれぞれの立場から法隆寺の魅力をオペラの物語に取り込むアイデアを練りこんだようです。
ステージを組む予定の境内は廻廊などの壁に囲まれた空間であるため、音の響きが良く、オペラを演奏する環境としては大変適しているという評価もされていました。
さらに廻廊も含めて演出効果を高めることができないか構想も練られています。

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通常のホールの構造のように「舞台オーケストラピット客席」といった直線状に並ぶ構造にする必要はなく、客席も囲い全体が包まれているような空間の演出をするために、照明や客席の周囲の空間をどう使うかも検討課題となっています。
詳しくは当日のお楽しみといったところでしょうが、世界で活躍する彼らの手にかかると法隆寺がどんな表情を見せることになるのか。大いに期待をしてお待ちください。

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第4回ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2023法隆寺公演 野外オペラ「トロヴァトーレ-吟遊詩人-」の詳細は下記よりご覧ください。

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