野外オペラ「トロヴァトーレ〈吟遊詩人〉」
公演概要
ジャパン・オペラ・フェスティヴァル 2023 法隆寺公演
野外オペラ「トロヴァトーレ〈吟遊詩人〉」
~炎の復讐劇~
開催日程
2023年5月18日(木)・19日(金)・20日(土)・21日(日)
[全4日間公演]
開場・開演
南大門開場:17時30分
客席開場:18時00分
開演:18時30分(終演予定:21:10頃)
※休憩は2幕終了後に1回の予定
会場
法隆寺特設ステージ
ご来場のアクセスについて
演目
オペラ「トロヴァトーレ〈吟遊詩人〉」
全4幕/原語上演/日本語字幕付き
作曲
ジュゼッペ・ヴェルディ
台本
サルヴァトーレ・カンマラーノ
レオーネ・エマヌエーレ・バルダーレ(補作)
原作
アントニオ・ガルシア・グティエレス/戯曲「エル・トロヴァドール」
主催
ジャパン・オペラ・フェスティヴァル実行委員会
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
共催
モデナ・パヴァロッティ歌劇場
モデナ・パヴァロッティ歌劇場フィルハーモニー
テレビ大阪
協賛
神戸国際ステージサービス株式会社
特別協力
イタリア文化会館-大阪
協力
法隆寺
株式会社南都銀行
近畿日本鉄道株式会社
奈良交通株式会社
後援
在日イタリア大使館
奈良県
奈良県教育委員会
斑鳩町
斑鳩町教育委員会
開催地:法隆寺(奈良県、斑鳩町)
法隆寺公式サイトへ
出演
ROSSO|18日、20日
ルーナ伯爵:アルベルト・ガザーレ
レオノーラ:ラナ・コス
アズチェーナ:マリア・エルモラエワ
マンリーコ:アンジェロ・ヴィッラーリ→キャスト変更:ディエゴ・ゴドイ
BIANCO|19日、21日
ルーナ伯爵:マルチェッロ・ロジェッロ
レオノーラ:クラリッサ・コスタンツォ
アズチェーナ:シェイ・ブロホ
マンリーコ:ディエゴ・ゴドイ→キャスト変更:武井基治
フェッランド:アレッサンドロ・アビス
イネス:原璃菜子
ルイス:武井基治→キャスト変更:後田翔平
老ジプシー:藤山仁志
※5月16日にキャスト変更が発表されました。
指揮:吉田裕史
演出:フランチェスコ・ベッロット
照明デザイン:ジャン・ポール・カッラドーリ
演奏:モデナ・パヴァロッティ歌劇場フィルハーモニー
あらすじ
舞台は15世紀初頭のスペイン。
伯爵家には二人の息子がいました。弟は病弱だったため、ジプシーの老女に嫌疑がかけられ、老女は火炙りの刑に処せられます。老女の一人娘アズチェーナは、いつの日か復讐しようと誓い、伯爵家の弟を連れ去ります。
それから20年後…
兄のルーナ伯爵は、行方不明の弟を探していました。ルーナ伯爵が想いを寄せる王妃の女官レオノーラは、騎士で吟遊詩人(トロヴァトーレ)のマンリーコと相思相愛の仲。彼は、政敵でもあるマンリーコに決闘を挑みます。マンリーコは、自分の母親がアズチェーナだと思っています。アズチェーナは、伯爵家への恨みを募らせ、マンリーコに懇願-「復讐をしておくれ!」
チケットについて
席種・前売チケット価格
- 賛助会員席:※賛助会員への限定案内
- SS席:30,000円/ペアSS席:28,500円
- S席:20,000円/ペアS席:19,000円
- A席:15,000円/ペアA席:14,250円
- B席*:10,000円
- C席*:6,000円
※ペア席のご購入は二枚同時購入が必須です。
*B席、C席については、注釈付き座席となります。ご購入前に野外オペラの観劇における注意事項をご確認ください。
各種割引
- 賛助会員割:2割引
※さわかみWEBサービス購入可
※ペア券購入時、割引併用可。その他の割引との併用は不可。 - 学生割:1割引
※さわかみWEBサービス購入可
※対象者:小学生、中学生、高校生、大学生、大学院生、専門学校生(※年齢は問いません)
※ペア券およびその他の割引との併用はできません。 - 障がい者割引:1割引
※電話受付のみ
※公演当日の入退場の補助、ルートの案内を確認します。
※ペア券およびその他の割引との併用はできません。 - 団体割引:1割引
※電話受付のみ
※10名以上での申込が必須
※ペア券およびその他の割引との併用はできません。
販売期間
Opera Amici会員先行販売
※直営販売のみ
2023年3月6日(月)10時~3月8日(水)17時まで
一般販売
2023年3月10日(金)10時~
チケット取り扱い
さわかみオペラ芸術振興財団(直営販売)
- WEBで購入(24時間対応)
さわかみWEBサービス
[取り扱い券種]SS席、S席、A席、B席、C席
※ペア券、学生券、賛助会員割対応 - 電話で購入
0570-023-223(平日:10時~17時)
[取り扱い券種]SS席、S席、A席、B席、C席、賛助会員席
※すべての割引に対応
その他・プレイガイド取り扱い
2023年3月28日(火)10時~取扱い開始
その他
※予約、販売後の変更・キャンセルはお受けできません。
※未就学児の入場はお控えください。
※学生券、障がい者割をご購入された方は、入場時に証明証の提示が必要となる場合がございます。
※公式サイトに掲載している「野外オペラ観劇に関する注意事項」を必ずご確認ください。
※残席があった場合にのみ、当日券の販売を行います。その際の当日券価格は、[SS席33,000円、S席22,000円、A席16,500円、B席11,000円、C席6,600円]です。
出演者プロフィール
アルベルト・ガザーレ[ルーナ伯爵|ROSSO]Alberto Gazale
イタリア・サッサリ出身。サッサリ歌劇場芸術監督。ヴェローナ音楽院を優秀な成績で卒業。1988年パルマで「仮面舞踏会」レナートに出演。この役でアレーナ・ディ・ヴェローナのシーズン・オープニングを飾り、久々に現れたイタリア出身の正統派バリトンとして大きな注目を浴びる。レパートリーは、「リゴレット」、「ナブッコ」、今回のルーナ伯爵など70を超える。リッカルド・ムーティ、リッカルド・シャイー等偉大な指揮者達と定期的に共演しており、2017年には、ボリジョイ劇場でもデビュー。アンナ・ネトレプコとの共演を果たした。過去に日本での公演も数多く、今年の夏には、イタリア、アレナ・ディ・ヴェローナでの「アイーダ」公演が決定している世界的に人気のバリトン歌手。
マルチェッロ・ロジェッロ[ルーナ伯爵|BIANCO]Marcello Rosiello
イタリア・バーリ出身。ピエトロ、ルチア・ナヴィグリオ、バーバラ・リネロに師事。バーリ歌劇場「カルメン」モラレス役、及び「ドン・パスクワーレ」マラテスタ医師役でデビュー。「蝶々夫人」シャープレス役は、すでにフェニーチェ劇場、カリアリ歌劇場、バーリ歌劇場、ジーリオ歌劇場などでも好評を博している。最近では、オマーン王立歌劇場「愛の妙薬」、ベッリーニ劇場「ランモルメールのルチア」、ボローニャ歌劇場「ラ・ボエーム」「カルメン」、ラ・フェニーチェ劇場「蝶々夫人」「椿姫」に出演。今後は、ジリオ劇場での「マノン・レスコー」、アリギエーリ劇場、パバロッティ劇場、ボローニャ劇場「椿姫」ジョルジュ・ジェルモン役などへの出演が決まっている。
ラナ・コス[レオノーラ|ROSSO]Lana Kos
クロアチア出身。2002年17歳でクロアチア国立劇場「魔笛」夜の女王役でデビュー。ボリジョイ劇場での「戦争と平和」ナターシャ・ロストワでムティスラフ・ロストロポーヴィチに見いだされ、世界中のオペラ劇場から招聘され公演を重ねる。2006年最年少ソリストとしてバイエルン国立歌劇場から4年間の契約オファーを受ける。そこで多くの舞台に出演し、ナガノ・ケント、マルコ・アルミリアートなど世界的に有名な指揮者と仕事をする機会を得る。3オクターブのパワフルで豊潤な歌声を持つだけではなく、その自然で美しい圧倒的なステージパフォーマンスがソプラノ歌手としての人気に拍車をかけている。最近では、ソウル、香港公演などアジアにも活躍の場を広げている。
クラリッサ・コスタンツォ[レオノーラ|BIANCO]Clarissa Costanzo
1991年イタリア、カゼルタ生まれ。ナポリのサン・ピエトロ・ア・マジェッラ音楽院を優秀な成績で卒業後、レナータ・スコットに師事。2017年バリトン歌手レオ・ヌッチと共演し、ブレゲンツ音楽祭で「エジプトのモーゼ」エルシア役を演じるミラノ・スカラ座アカデミーにて2年学び、2020年ドバイ・エキスポでスカラ座オーケストラと「運命の力」を歌う。今シーズンは、ポリテアマ・グレコ劇場で「トスカ」、ミラノにてスカラ座アカデミーとの共演でショスタコーヴィチ「交響曲第14番」、コモにて「アイーダ」、スペインにて「外套」などの公演が控えている。「54th ヴォ―チ・ヴェルディアーネ・コンクール」「イリス・アダミ・コッラデッティ国際コンクール」「ナポリ・マスターズ・コンクール」等、数多くの賞を受賞。
マリア・エルモラエワ[アズチェーナ|ROSSO]Maria Ermolaeva
モスクワ出身。グネーシン音楽大学、ミラノジュゼッペ・ヴェルディ音楽院にて学士を取得。ロシア、イタリアの数々の国際コンクールにてファイナリストに選ばれる(第17回Spazio Musica国際声楽コンクール、第57回ブッセート・ヴェルディの声国際コンクール他)。ゼッフィレッリ版演出「アイーダ」のアムネリス役として、ボローニャ市立劇場オーケストラ・合唱と共演。2019年ジェノバのカルロ・フェリーチェ劇場でアンドレア・バッティストーニ指揮のもと「トロヴァトーレ」アズチェーナを演じる。2023年3月プラハの国立劇場にて「アイーダ」アムネリス役での出演が予定されている。
シェイ・ブロホ[アズチェーナ|BIANCO]Shay Bloch
イスラエル出身。ブッフマン・メタ音楽学校を卒業。イスラエル国内では、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル交響楽団リション・レジオン、エルサレム交響楽団など、イスラエル全土でコンサートを行う。ソリストとしては、ダニエル・オーレン、ダン・エティンガー、ステファノ・ランザーニ等有名な指揮者とも共演。「ホフマン物語」のニクラウス役、「蝶々夫人」のスズキ役、「カルメン」メルセデス役など数多くのレパートリーをもつが、国際的なキャリアはリュブリャナでの「イル・トロヴァトーレ」アズチェーナ役、ソフィア国立オペラでの「ナブッコ」フェネーナ役で始まった。2021年には、ルチアーノ・パヴァロッティ・ミレッラ・フレーニ劇場でミレッラ・フレーニを記念したガラコンサートに出演した。
アンジェロ・ヴィッラーリ[マンリーコ|ROSSO]Angelo Villari
シチリア島メッシーナ生まれ。パルマのアリッーゴ・ボーイト音楽院を卒業後、アラン・シャルル・ビラール指導のもと、アルトゥーロ・トスカニーニ財団で学ぶ。2010年シモーネ・アライモ国際声楽コンクールで最優秀賞を受賞し、「プッチーニ・フェスティヴァル」でファイナリストとなった。2014年には、マルティナ・フランカでのヴァッレ・ディートリア音楽祭でファビオ・ルイージ指揮による「へび女」アルティドール、2015年にはウェックスフォード・フェスティヴァルで「グリエルモ・ラトクリフ」等の舞台で、国際的に高い評価を得る。レパートリーには、「道化師」カニオ、「カヴァレリア・ルスティカーナ」トゥリッドゥ、「トスカ」カヴァラドッシ等がある。
ディエゴ・ゴドイ[マンリーコ|BIANCO]Diego Godoy
1991年チリ、アントファガスタ生まれ。現在は、フランスをベースに活動。14歳の時にチリで音楽活動を始め、20歳でトルヒーリョ国際オペラコンクールでヤング・アーティスト賞を獲得、チリ国立歌劇場「ロミオとジュリエット」ベンヴォ―リオでデビュー。3年後、ラン国立オペラのスタジオに参加し、ウンベルト・フィナッツィなどの指導のもと、フランス声楽名誉教授連盟声楽コンクールに優勝。昨年は、ウィーン交響楽団のニューイヤーコンサートでベートーヴェン交響曲第9番をテノール・ソリストとして歌い、ニース・オペラ座で人気ピアニスト、フランソワ・ルネ・デュシャーブルとコンサートを行った。今後も、フランスで「カルメン」ドン・ホセ、カイロ・オペラハウスで「イル・トロヴァトーレ」マンリーコなどが控えている。
武井基治[マンリーコ]Motoharu Takei
アレッサンドロ・アビス[フェッランド]Alessandro Abis
原璃菜子[イネス]Rinako Hara
後田翔平[ルイス]Shohei Ushiroda
藤山仁志[老ジプシー]Hitoshi Fujiyama
吉田 裕史[指揮]Hirofumi Yoshida
文化庁派遣芸術家在外研究員として渡欧、バイエルン国立歌劇場などで研鑽を積む。ローマ歌劇場カラカラ野外劇場で「道化師」を指揮し、イタリアでのオペラデビューを飾る。2010年、マントヴァ歌劇場音楽監督に就任。イタリア初の日本人音楽監督となる。プッチーニフェスティヴァルに招かれ、日本人として初めてプッチーニ作品を指揮。近年では、二条城(14年)、姫路城・京都国立博物館(15年)、奈良平城宮大極殿(16年)、名古屋城(18年、19年)にて国際的水準の野外オペラをいずれも成功に導いた。2014年よりボローニャフィルハーモニー管弦楽団芸術監督を務め、2020年より首席指揮者を兼務。現在は、モデナ・パヴァロッティ歌劇場フィルハーモニー音楽監督。公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団芸術監督。
フランチェスコ・ベッロット[演出]Francesco Bellotto
音楽学の学位を取得後演出を学び、F.クリヴェッリ氏、U.グレゴレッティ氏ら著名演出家のもと研鑽を積む。トリエステ・ヴェルディ歌劇場、フェニーチェ劇場、トリノ・レージョ劇場をはじめ国内外の主要歌劇場及び音楽祭の制作を手掛けている。日本には2010年ベルガモ・ドニゼッティ劇場来日公演(9都市公演)以降、定期的に来日。演出以外の分野では、音楽学に関する執筆やヴェネツィア音楽院や国内外の教育機関にて教鞭をとっている。1997年から2010年までドニゼッティ財団の副理事長を務め、2001年よりドニゼッティ研究機関・学術委員会メンバー及び同研究所の財務役。2004年から2014年までベルガモ・ドニゼッティ歌劇場の芸術監督及びベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ音楽祭の創始者。「イタリアのオペラ歌唱芸術」2023年ユネスコ無形文化遺産(ICH)代表リスト選考員。