さわかみオペラアカデミー(東京)|活動報告
2024.12.20
後期2回目のレッスン
今回のアカデミーでは、特別講師 Vincenzo De Vivo氏を迎え、特別レッスンをしていただきました。
彼はこれまでサン・カルロ劇場など様々なイタリア歌劇場の芸術監督として活動する傍ら、音楽教育機関での音楽指導にも尽力し続けてきた素晴らしい芸術家であり教育者です。現在は来年のイタリア研修地の一つ、Osimoの Accademia d’Arte liricaにて芸術監督を務めており、由緒ある国際コンクールの審査員の一員でもあります。
彼の指導を受け、受講生らの声や歌は短時間で大きく変化し、彼ら自身も驚いているようでした。コミュニケーションについては、言葉の壁はあったものの、受講生らは彼のアドヴァイスを一生懸命汲み取り、実行に移そうとしている様子が見て取れました。
歌唱レッスンでは、「R」と「L」の発音を始め、イタリア語の言葉のアクセントや、音楽面での指導など、短時間の中でしたがとても充実したレッスンをしていただきました。
的確で厳しいアドヴァイスの反面、イタリア語の言葉ハメに関してダンスを交えて分かりやすく教えている場面は、とても印象的でした。
発声法にも精通している彼から、喉で歌うのではなく、しっかりお腹で支えた発声で歌う感覚を身体で学びました。
2025年2月から3月にかけて行われるイタリアオペラ研修では、彼のアカデミーで一週間、基本となる呼吸法や歌唱法を学びます。つづくミラノでは、世界で活躍するオペラ歌手に求められるスキルや人間性を学び、最終日にはイタリア研修終了コンサートを予定しております。
現在、来年の2月のイタリア研修に向けて世界トップレベルの講師を招聘するための費用を募るクラウドファンディングを実施しております。詳細は、下記よりご確認ください。
※クラウドファンディング実施サイト、コングラントへ移動します。