【みんなの寄付】本岡華菜さん|2024年度夏期(助成型)
2024.07.01
助成者概要
企画名
「モーツァルテウム音楽大学への留学とヒストリカルオーボエの研鑽」の開催
ご寄付くださった方へメッセージ
この度は、ヨーロッパでのヒストリカルオーボエの研究・活動のための助成をいただきまして誠にありがとうございます。昨年末にザルツブルクに留学してから半年程経ちますが、実際に生活し様々なところで演奏する中で「文化と音楽の密接さ」を実感しています。日本ではあまり演奏されることのないレパートリーを演奏したり、日曜日に教会のミサで演奏したりすることは私にとって貴重な経験となっています。私は様々な時代に沿った歴史的な楽器を演奏することで見えてくる音楽の新たな面白い一面があると感じていて、そういう面に魅力を感じています。そんな魅力を私の演奏を通じて伝えられるようこれからも活動していきたいです。また、助成金は今年の夏にあるアカデミーやオーディションに参加するにあたってかかる費用に充てさせていただきます。一つ一つの機会を大切にし、今後のステップアップに繋げられるよう精進してまいります。
本岡華菜
2021年武蔵野音楽大学オーボエ専攻卒業。これまでにオーボエを大倉安幸、和久井仁、北島章、青山聖樹の各氏に、ヒストリカルオーボエを三宮正満氏に師事。トーマス・インデアミューレ、クリストフ・ハルトマン、クセニア・レフラーの各氏のマスタークラス等を受講。コンセール・エクラタン福岡、レ・ヴァン・ロマンティーク・トウキョウ、新・福岡古楽音楽祭などの公演のほか、オーストリアやドイツでの演奏会にも出演。現在、さまざまな時代のピリオド楽器を使ったアンサンブルやオーケストラの演奏をヨーロッパや日本にて行なっている。2023年秋より、モーツァルテウム音楽大学にてアルフレード・ベルナルディーニ氏のもとヒストリカルオーボエの研鑽を積んでいる。