ロッシーニ没後150年 ボローニャフィルハーモニー管弦楽団コンサート

ロッシーニ没後150年
ボローニャフィルハーモニー管弦楽団コンサート

2018年
9月5日(水)
開場18:15 開演19:00

東京:サントリーホール 大ホール

主催
ジャパン・オペラ・フェスティヴァル実行委員会
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
特別支援
文化庁(平成30年度国際芸術交流支援事業)
協賛
さわかみグループ 大和合金株式会社
後援
イタリア大使館 イタリア文化会館
第1部
ジョアッキーノ・ロッシーニ
  • 「泥棒かささぎ」序曲
  • 「絹のはしご」序曲
  • 「マティルデ・ディ・シャブラン」序曲
  • 「ウイリアム・テル」序曲
第2部
ジュゼッペ・マルトゥッチ
  • ノットゥルノ(夜曲)Op.70
オットリーノ・レスピーギ
  • バレエ音楽「風変わりな店」より(抜粋)
  • 組曲「ロッシニアーナ」より

「泥棒かささぎ」序曲

「泥棒かささぎ」は、ジョアキーノ・ロッシーニが1817年に作曲したオペラ・セミセリアです。オペラ・セミセリアとは、喜劇と悲劇の要素を併せ持ったオペラの形式で、19世紀初期から中期にかけて人気があった、イタリアオペラのジャンルのひとつです。現在では、歌劇「泥棒かささぎ」はあまり上演されませんが、この序曲だけは演奏会で親しまれています。

「ウイリアム・テル」序曲

ロッシーニの最もよく知られた序曲。オペラ・ブッファ(喜劇)が主だったロッシーニが、最後のオペラとして取り上げたのが、スイス独立の英雄ウイリアム・テルの物語で、正真正銘のシリアスなオペラ・セリア。第一部「夜明け」、第二部「嵐」、第三部「静寂(牧歌)」、第四部「スイス軍隊の更新(終曲)」に分かれており、最後の勇壮な行進曲が最も有名。

ロッシーニ、レスピーギ、マルトゥッチがボローニャで愛されている3大音楽家

ロッシーニと並んでボローニャを代表する音楽家にローマ3部作で有名なレスピーギがいます。 そのレスピーギが、ヨーロッパ中で人気を誇ったロッシーニの晩年の小品集『老いの過ち』から数曲をオーケストレーションして作曲したバレエ音楽『風変わりな店』を作曲。フィギュアスケートの浅田真央さんが使った事もあるロッシーニとレスピーギの2人の才能が合わさった素晴らしい作品です。その後、同小品集から数曲オーケストレーションし『ロッシニアーナ』を作曲しました。 ボローニャの音楽家というとレスピーギの師でもあるマルトゥッチがいます。日本であまり馴染みのない音楽家ですが、トスカニーニやマーラー達が愛した素晴らしい曲を書いています。ボローニャの人達にとってロッシーニ、レスピーギ、マルトゥッチがボローニャ3大音楽家と言われ、現在もボローニャで愛され続けています。本公演では没後ロッシーニ没後150周年を讃え、レスピーギの『風変わりな店』、美しく情熱的なマルトゥッチの『夜曲』をお楽しみ下さい。

ロッシーニ

ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868)

1792年2月29日イタリアのペーザロ生まれ。ボローニャでプリネッティに師事し、わずか12歳という若さで才能を現す。6曲の弦楽ソナタを作曲。1810年にオペラ作曲家としてデビュー。当時、悲劇が中心だったイタリアオペラでオペラ・ブッファ(喜劇)を数多く作曲し、20歳から21歳にかけて『タンクレーディ』と『アルジェのイタリア女』でオペラ作曲家としての評判を確立。1816年「セビリアの理髪師」で、一躍ヨーロッパ中から名声を獲得した。1829年、『ウィリアム・テル』発表後、37歳の若さでオペラ界から引退。その後は、宗教曲や小品のみを作曲し44歳で完全引退。

噂では、ロッシーニは彼の一生で三度しか泣いたことが無いと言われている。一度目はとある歌手が彼が作曲したアリアを無茶苦茶に歌ったのを聴いた時。二度目は『セビリアの理髪師』の初演(大失敗として名高い初演)のあと。

そして三度目はピクニックでトリュフ入りの鶏肉を川に落としてしまった時だと言われている。ロッシーニは噂話が物語るような滑稽で、料理、ワイン、そして、自分の人生を愛したイタリア人のひとり。喜怒哀楽に満ちた日々をたのしみ、芸術と音楽を愛した彼のオペラ「イタリア・ボローニャが生んだ天才」といえるのではないだろうか。

そして、ロッシーニ没後150周年という大きな節目を迎えた2018年、東京・サントリーホールで、イタリアが世界に誇るオーケストラ「ボローニャフィルハーモニー管弦楽団」がロッシーニを演奏する。彼らもまた、ロッシーニと同じように、イタリアを愛し、音楽を愛し、生きることの楽しさ素晴らしさを実感しながら暮らしている。彼らのパフォーマンスは極めて高い演奏水準を誇りつつも、人間味に溢れ、軽やかさの豊潤な響きを醸し出す彼らの演奏こそが「ロッシーニを演奏させたら世界一」なのではないだろうか。

ロッシーニのオペラ序曲の中でも有名な「ウイリアム・テル」をはじめ、彼の作品を編曲したレスピーギやその師匠であるマルトゥッチの楽曲も演奏。ロッシーニの功績をボローニャフィルハーモニー管弦楽団の演奏で讃え、イタリア・ボローニャの愉悦を存分に堪能できる公演になるだろう。

ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2018